パイプ製造業

導入前の問題点

従業員100人の製造業ですが、主に工場の製造、営業、バックオフィスに分かれます。
最近は社員の高年齢化が進み、また工場の所在が交通の便の悪いところにありそれも原因で人手不足に陥っています。各社員の仕事が自ずとマルチジョブ化しています。
全体的に高齢化により新しいスキルと従来のスキルの低下を防止することが喫緊の課題となっています。

機能の活用

best jobの他に見ない機能は特許を取得したDルール（特許名「マルチタスク管理システム」）です。best jobは仕事の内容と注意点、手順等を予めライブラリーに登録し必要なときに最新で必要なDルールを取り出し、業務が終了した際にチェックをすると上司や管理職とそれらのプロセスが共有されるものです。
高齢者、または技術や制度の進歩や変更で知識や手順に不安があってもDルールは最新であれば、突然の異動退職、欠勤などに対して引継ぎ時間なしで対応することができます。この機能を利用することに決定しました。

導入後の変化

当初は導入経験のあるWBSとの違いが分からず戸惑いがありましたが、すぐに仕事の整頓・作成の軌道に乗り約1週間で各社員の仕事分析が終了し、直後からシステムの利用を開始し、メリットを感じています。操作や仕組みの質問は画面上のマニュアルを閲覧し、改善希望などが出た場合はカスタマーセンターに相談しようと思っています。
生産性に関していえば、増員なしで、業務をこなし、残業も減っているのが実感です。
なお、退職の引継ぎは有給休暇の消化などを含めて従来1，2カ月を要していましたが、現在は1週間で終了し、しかもDルールのエビデンスがありますので、後継者も安心しています。