新入社員が辞める兆候は?理由やサイン、予防するための対策を解説
新入社員が「辞めたい」と感じる背景には、職場への不安や人間関係、業務負担など、さまざまな要因があります。「辞めたい」という気持ちは突然生まれるのではなく、日々の行動や発言、仕事への向き合い方の変化として表れやすいものです。しかし、上司や先輩がそのサインに気づけず、結果として早期離職につながってしまうケースは少なくありません。
この記事では、新入社員が辞める理由やよくある兆候・サインのほか、上司・先輩が行うべき予防対策を解説します。
この記事でわかること
-
1 新入社員が辞める前に出る主なサイン
新入社員が辞める兆候は「あいさつをしない」「愚痴が増える」「目をそらす」といった行動や発言、勤務態度に現れます。 -
2 新入社員が辞める主な理由
新入社員が辞める主な理由は、労働時間や待遇への不満、人間関係の悩み、仕事内容のミスマッチ、将来への不安など、職場側の環境や受け入れ体制が大きく関わっています。 -
3 上司・会社ができる予防策と対処法
会社は採用・研修・評価制度・職場環境の改善などの整備をしましょう。業務のマニュアル作成や進捗確認が簡単にできる業務管理ツール「best job」の詳細をご確認ください。
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目次
新入社員が辞める兆候は行動・発言・勤務態度に出やすい
新入社員が辞める兆候は「行動」「発言」「勤務態度」に現れやすくなります。そのため、上司や先輩は普段の状態を把握した上で、下記のような変化に気づけるよう意識し、早めのフォローにつなげることが重要です。
■新人が辞める主な兆候チェックリスト
| 分類 | チェック項目 |
|---|---|
| 行動 | □あいさつが減る、目をそらす |
| □周囲とコミュニケーションをとらなくなる | |
| □仕事に対する意欲や学ぶ姿勢が減る | |
| □服装や髪型など、身だしなみに変化がある | |
| □身の回りの整理整頓を始める | |
| 発言 | □自己否定的な発言が増えて、不安そうにする |
| □不満や愚痴が増える | |
| □引き継ぎを意識した発言が増える | |
| 勤務態度 | □遅刻や早退、休みが増え、残業をしなくなる |
| □ミスが増える | |
| □報連相を避ける |
新入社員が辞める兆候:行動編
新入社員が辞める兆候として、周囲にわかりやすいのが行動の変化です。職場への居心地の悪さや心理的な距離として、本人が自覚していない場合でも、下記のような行動に現れる場合があります。
<新入社員が辞める兆候として表れやすい行動>
- あいさつが減る、目をそらす
- 周囲とコミュニケーションをとらなくなる
- 仕事に対する意欲や学びの姿勢が減る
- 服装や髪型など、身だしなみに変化がある
- 身の回りの整理整頓を始める
- ちょっとした反発が出始める
あいさつが減る、目をそらす
新入社員が辞める兆候として代表的なのが、「あいさつが減る」「声が小さくなる」「目をそらす」といった行動の変化です。入社直後は緊張から声が小さいこともありますが、時間の経過とともに変化した場合は、「心理的な距離の広がり」や「職場への居心地の悪さ」などが行動に現れている可能性があります。
周囲とコミュニケーションをとらなくなる
「雑談が減る」「チャットの反応が遅くなる」「懇親会やランチに参加しなくなる」といった、周囲とコミュニケーションをとらなくなる行動も新入社員が辞める兆候の1つです。
仕事へのモチベーションが低下すると、同僚と関わること自体が負担になります。それが、周囲と無意識に距離をとったり、一人でいることが増えたりするといった行動に現れます。
仕事に対する意欲や学びの姿勢が減る
仕事熱心だった新入社員の「質問が減る」「メモを取らない」「振り返りをしない」といった、学びの姿勢の変化も、辞める兆候といえます。
特に、以前は業務に積極的に取り組んでいたにもかかわらず、受け身になってきた場合は、業務の難度や指導方法がミスマッチだったり、期待値がずれていたりしている可能性があります。
また、新入社員が「上司や先輩に認められていないのではないか」と感じると仕事の意欲は低下しやすく、さらに学ぶ姿勢が弱まる悪循環に陥ることもあるでしょう。
服装や髪型など、身だしなみに変化がある
服装や髪型、化粧など身だしなみの変化も、新入社員が辞める兆候の1つです。疲労の蓄積や心身の不調がある場合、身だしなみに気を配れなくなることがあるため、上司や先輩は注意深く観察する必要があります。
また、新入社員が急にきちんとした格好になったり、髪色を落ち着かせたりする場合は、転職活動をしている可能性もあります。
身の回りの整理整頓を始める
身の回りを整理整頓し始めるといった行動も、新入社員が辞める兆候の1つです。デスク周りを片付けたり、私物を持ち帰ったりしていると、退職の準備をしている可能性があります。
こうした行動が見られた場合は、ほかの兆候と合わせて状況を確認することが重要です。
ちょっとした反発が出始める
新入社員が辞める兆候として、ちょっとした反発や否定的な態度が増えるケースもあります。これまで素直に受け入れていた指示に対して、「なぜやる必要があるのか」と反論したり、不満そうな態度を見せたりする場合は注意が必要です。
業務への意欲の低下や人間関係のストレス、期待とのギャップなどがある一方で、不満をうまく言語化できず、態度として表れているケースも少なくありません。
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新入社員が辞める兆候:発言編
新入社員が辞める兆候は発言にも現れます。上司や先輩は、新入社員に下記のような発言が増えてきたら、注意が必要です。
<新入社員が辞める兆候として表れやすい発言>
- 自己否定的な発言が増えて、不安そうにする
- 不満や愚痴が増える
- 引き継ぎを意識した発言が増える
自己否定的な発言が増えて、不安そうにする
新入社員が仕事に対して「向いていない」「続けられない」「迷惑をかけている」といった発言が増えてきたら、辞める兆候の可能性があります。自信がなくなったり、将来が見えなくなったりしている場合があるため、上司や先輩が早めにフォローすることが重要です。
不満や愚痴が増える
新入社員が「聞いていた話と違う」「なぜこの業務をやるのかわからない」などと不満や愚痴をもらす発言が増えることも、辞める兆候の1つです。業務内容や人間関係、待遇への不満が蓄積し、職場への違和感が表面化している状態といえます。
言葉にしているうちは改善の余地がありますが、不満すら言わなくなった場合は、退職の意思が固まっている可能性があります。
引き継ぎを意識した発言が増える
「〇〇さんに伝えておく」「資料をまとめておく」といった、引き継ぎを前提とした発言が増える場合も、新入社員が辞める兆候の1つです。
業務を整理し始めているような発言は、すでに退職を視野に入れて行動している可能性があります。
新入社員が辞める兆候:勤務態度編
新入社員の勤務態度や業務データの変化は、比較的客観的に把握しやすいサインです。下記のような勤務態度が増えたら、辞める兆候の可能性があるので早期に対応をしましょう。
<新入社員が辞める兆候として表れやすい勤務態度>
- 遅刻や早退、休みが増え、残業をしなくなる
- ミスが増える
- 報連相を避ける
遅刻や早退、休みが増え、残業をしなくなる
新入社員が直近2~4週間で遅刻・早退・欠勤が増えたり、残業をしなくなったり、出勤状況に変化が見られる場合、辞める兆候の可能性があります。体調不良や生活リズムの乱れだけでなく、仕事への意欲を失ってポカ休みが増える場合もあります。
また、転職活動の面接や資料作成のために離席・欠勤が増えているケースもあるので注意しましょう。
ミスが増える
新入社員が辞める兆候として、ケアレスミスや確認漏れが増えるといった変化もあります。
業務量の多さや理解不足、疲労、意欲の低下などが重なって自信がなくなり、さらにミスが増えるといった悪循環に陥っているケースも少なくありません。
また、仕事への関心が薄れることで集中力が低下し、作業が雑になってミスの増加につながっている可能性もあります。
報連相を避ける
これまで報連相ができていた新入社員が、急に報告や相談をしなくなった場合も、辞める兆候といえるでしょう。新入社員が「言っても意味がない」と感じていたり、指摘を避けたい心理が働いたりしている可能性があります。
また、意欲の低下や指導を避けたい気持ちから質問が減るケースもあるため、変化には注意が必要です。
報連相できない部下について、詳しくはこちらをご確認ください。
報連相できない部下の心理と原因・6つの改善方法を紹介!
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新入社員が辞める主な理由とは?
厚生労働省の「令和5年若年者雇用実態調査の概況」によると、若年労働者(15~34歳)が初めて勤務した会社を辞めた理由は、「労働時間・休日・休暇の条件がよくなかった」が最も多く、次いで「人間関係がよくなかった」となっています。
■初めて勤務した会社を辞めた主な理由(3つまでの複数回答)2023年調査分

参考:厚生労働省「令和5年若年者雇用実態調査の概況」をもとに上位10項目の回答のみ抜粋して作成
上記の結果からもわかる通り、離職は個人の問題ではなく、職場環境や組織体制の影響を強く受けます。会社ごとに事情は異なるものの、共通して見られる背景を把握しておくことが、早期離職の防止につながるでしょう。
ここからは、新入社員が辞める主な理由について解説します。
<新入社員が辞める主な理由>
- 労働時間や給与、待遇への不満
- 人間関係の悩み
- 仕事内容や配属先のミスマッチ
- 将来への不安
労働時間や給与、待遇への不満
新入社員が辞める代表的な理由は、労働時間や給与、待遇などの労働条件への不満です。残業が多く、長時間労働は常態化していたり、休日が少なかったりすると、ワークライフバランスが崩れ、働き続けること自体が難しくなります。
また、厳しいノルマや給与条件の不満も、離職につながります。特に、入社前に聞いていた条件と実態が異なる場合、不信感が強まって早期離職につながりやすくなります。
長時間労働について、詳しくはこちらをご確認ください。
長時間労働の解決策は?残業時間を減らす取り組みや対策を解説
人間関係の悩み
「上司や先輩との関係がうまくいかない」「相談できる相手がいない」「高圧的な態度をとる人がいる」といった人間関係の問題は、新入社員にとって大きなストレスとなり、離職につながります。
特定の仲良しグループになじめなかったり、職場内で会話が少なかったりすることも、新入社員が孤立する原因になりやすいため、上司は注意深く観察する必要があります。
仕事内容や配属先のミスマッチ
新入社員が希望通りの配属にならず、「思っていた仕事と違う」「やりたい業務に携われない」といった不満を持つ場合は、辞める原因となります。
特に入社前の説明不足によって業務内容の認識にズレが生じていると、そのギャップが大きな不満につながり、早期離職を招きやすくなります。
将来への不安
会社の将来性や自身の成長イメージが描けないことも、新入社員が離職する原因の1つです。「このまま働き続けても成長できない」「将来性が感じられない」といった不安があると、転職を検討するきっかけになります。
新入社員の辞める兆候に気づいたときの対応
新入社員の行動や発言、勤務態度を見て「辞めそうだな」と思ったら、すぐにコミュニケーションをとるなどの対応をしましょう。まずは、下記で紹介することを行って、心理的安全性を高めることが大切です。
■新入社員の辞める兆候に気づいたときの対応

まずは声をかけ、コミュニケーションをとる
新入社員の辞める兆候に気づいたら、まずは上司や先輩から「~です」「~ます」を用いた丁寧な言葉遣いであいさつや声掛けをして、日常的なコミュニケーションを増やしていきましょう。
話しやすい場所や業務が落ち着いたタイミングで、「困っていることはないですか」と声をかけると新入社員も話しやすくなります。
ただし、過度に関わりすぎると相手の負担になる可能性もあるため、適度な距離感で新入社員が「何かあったら、いつでも相談できる」と感じられるような環境を整えることが重要です。
また、上司や先輩など立場に関係なく、普段から「~です」「~ます」を使ったり、「うん」ではなく「はい」と返答したりするなど、リスペクトにもとづく丁寧な言葉遣いを心掛けることも大切です。
相談しやすい環境作りについて、詳しくはこちらをご確認ください。
相談しやすい環境作りのコツ5選!離職率が低い職場の特徴は?
面談をする
新入社員の辞める兆候に気づいたら、1on1などの面談を行い、課題を整理しましょう。
上司は話しやすい雰囲気を作りつつ、「困りごとの洗い出し」「優先順位の整理」「次に取るべき行動」をいっしょに確認します。合わせて、業務量や期待値、健康面についても、丁寧にヒアリングすることが大切です。
新入社員の場合、入社直後は1~2週間に1回程度の短いスパンで面談を行い、その後は状況に応じて間隔を調整していくと、継続的にフォローしやすくなります。
業務や配置を調整する
業務負荷の調整や配置の転換も、新入社員の辞める兆候が見られたときの対策になります。
上司や先輩は、新入社員の「タスクの分解」「ペアワークの導入」「担当範囲の見直し」「接し方の改善」などを行い、負担軽減を図りましょう。また、「達成できる目標」を再設計し、新入社員に小さな成功体験を積み重ねられるようにすることも重要です。
なお、業務の調整内容は口頭で伝えるだけでなく、文書やタスク管理ツールに履歴を残すことで認識のズレを防ぐことができます。
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メンタルケアが必要かを判断する
新入社員の辞める兆候に気づいたら、メンタルヘルスに不調がないかを確認し、必要に応じて専門的な支援につなげましょう。新入社員には、上司だけでなく、産業医やカウンセラー、人事など複数の相談先があることを伝え、状況に応じて利用を促します。
新入社員の業務内容やチーム体制の見直しも進めながら、定期的に状況を確認し、変化があれば早めにフォローすることが大切です。
辞めそうな新入社員に対する上司のNG対応
辞めそうな新入社員に対して、上司が下記のように感情的になったり、放置したりすると状況はさらに悪化します。
■辞めそうな新入社員に対する上司のNG対応
| NGな対応 | 理由 |
|---|---|
| 感情的に詰める | 上司や先輩が「なぜできない」「なぜ言わない」と強く詰めると、新入社員は恐怖で委縮してしまう |
| 放置して本人任せにする | 上司や先輩が「慣れれば大丈夫」でフォローせずに放置すると、新入社員の孤立やミスの連鎖が起きやすくなる |
上司や先輩は新入社員に叱責するのではなく、まずはできている点を褒めることが重要です。また、上司・教育担当・人事が役割を分担し、新入社員への支援が途切れない体制を整えましょう。
さらに、新入社員の業務内容や、上司・教育担当が行った対応履歴を残しておくと、配置や評価の判断がぶれにくくなります。
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会社ができる新入社員の離職を防ぐための仕組み
新入社員の定着率を高めるには、現場の個別対応だけでなく、組織としての仕組みづくりが欠かせません。採用・育成・運用の各プロセスを整えることで、再現性のある離職防止が可能になります。
■会社ができる新入社員の離職を防ぐための仕組み

採用前にミスマッチを防ぐ
採用段階で仕事内容や働き方、職場の雰囲気などを正確に伝え、入社後のギャップを減らす仕組みを作ることは、新入社員の離職を防ぐために大切です。
仕事のいい面だけでなく、大変な面や求める姿勢も事前に伝えると、認識のズレを防げます。
合わせて、適性検査や職場体験を取り入れて、業務や組織との相性を事前に確認することも有効です。
ナレッジ&業務管理ツールを導入する
新入社員の離職を防ぐための仕組みとして、ナレッジや業務管理ができるツールを導入し、業務の見える化を図ることをおすすめします。特に、業務の進捗や日報、勤怠などが管理できるツールを導入すると、新入社員の業務・勤務状況の変化を把握しやすくなります。
例えば、業務管理ツール「best job」なら、誰でもわかりやすい形ですべての業務を「プロジェクト」「タスク」「ToDo」の三分析整理(特許取得済)でき、業務の標準化が可能です。また、業務マニュアルやチェックシート、日報、勤怠管理の一元化が可能で、新入社員の離職防止対策に役立ちます。
「ToDo・タスク管理機能」で新入社員が当日すべきタスクやToDo、参考にする資料、ナレッジがすぐにわかり、タスクの完了ボタンを押すだけで日報に反映されるため、わざわざ時間をかけて日報を作る必要がありません。
さらに、管理側も画面上で進捗状況が確認できるため、新入社員に「これ、進行どうなっている?」と聞く手間が省けます。「勤怠管理機能」で新入社員の遅刻や早退、有休取得の増加といった変化にも気づきやすくなり、早期のフォローにつなげることができます。
ご興味がある方は、ぜひ下記のリンクからサービスページをご確認ください。
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入社後の研修や業務マニュアルを整備する
新入社員の離職を防ぐためには、入社後の研修を徹底したり、業務マニュアルを整備していつでも見られる状態にしたりして、初期研修からOJT、独り立ちまでの育成ステップを明確にすることが重要です。新入社員が入社する前に、必要な研修マニュアルや業務マニュアルを整備して業務の標準化を進め、担当者が変わっても教え方に差が出ないようにするといいでしょう。
また、「業務のつまずきやすいポイント」や「報連相すべきことやフォーマット」をマニュアルに記載するなど、新入社員がスムーズに業務に取り組める工夫も欠かせません。
業務管理ツール「best job」を活用すれば、業務のナレッジ化や業務のマニュアル化、チェックシートの作成・共有、上司への報連相も効率的に行うことが可能です。
マニュアル作成のコツについて、詳しくはこちらをご確認ください。
【上司必見】わかりやすい業務マニュアル作成のコツと作成手順
OJTマニュアルの作り方!新人教育に必要な基本項目や作成手順を解説
丁寧な研修を行い、評価基準を明確にする
新入社員の離職を防ぐためには、業務を正しく理解できるよう、マニュアルやOJTを活用した合理的で丁寧な研修を行うことが重要です。業務内容を段階的に学べる体制を整え、新入社員が無理なくスキルを身につけられる環境を整備しましょう。
また、上司や教育担当者は、新入社員の役割や評価基準を具体的に伝えることも大切です。短期目標と中期目標を分けて設定すると、新入社員の成長の道筋が明確になり、モチベーションアップにもつながります。
研修では、業務内容を抽象的に伝えるのではなく、「いつ・何を・どのように行うのか」といった手順や判断基準まで具体的に伝えることが重要です。
定期的な1on1や懇親会などを開き、相談しやすい空気を作る
定期的な1on1や懇親会などを開き、上司だけでなく先輩や同期など複数のつながりを用意することも、新入社員の離職を防ぐためには重要です。相談できる相手が複数いることで、新入社員は安心して悩みを共有しやすくなります。
ただし、新入社員の負担にならないよう配慮することも大切です。例えば、業務時間内にランチ会を実施したり、社内で軽食をとりながら交流したりするなど、参加しやすい形式を取り入れるといいでしょう。
定期的な社内アンケートをとる
新入社員に限らず、全社員を対象としたアンケートを定期的に実施することも、離職防止に有効です。職場環境や業務に関する意見を広く収集すると、組織全体の課題を把握し、風通しの良い職場づくりに役立ちます。
また、アンケートは匿名で回答できる形式にすると、面談では言いにくい本音を引き出しやすくなります。
集計した結果から職場の課題や傾向を分析し、具体的な改善施策に反映させましょう。
風通しの良い職場について、詳しくはこちらをご確認ください。
風通しの良い職場づくりの方法は?施策や事例・メリットも紹介
過去の退職理由を確認し、対策に活かす
新入社員の離職を防ぐためには、過去に退職した社員の退職理由を振り返り、採用・育成・職場環境の改善につなげることも重要です。同じ理由での離職が繰り返されないよう、実施した対策の効果を定期的に検証し、必要に応じて見直しを行いましょう。
「best job」の導入により新人教育に成功した事例
ここでは、実際に「best job」を導入して新人教育に成功した会社様の事例を紹介します。どのように現場に活かされているのかを具体的に知ることで、自社への応用もイメージしやすくなります。
なお、「best job」は、どんな仕事も「プロジェクト」「タスク」「ToDo」の三分析整理(特許取得済)できる業務管理ツールです。仕事の管理を行うシステムの提供と、業務効率化の支援を行います。
リフォーム会社の事例

住宅の内外装工事やエクステリア工事を手掛ける住宅リフォーム会社様では、近年の人手不足の影響から、未経験者の採用が増加しています。それに伴い、教育や指導にかかる負担が大きくなり、業務の属人化や対応のばらつき、さらにはクレーム対応にも頭を悩ませていました。
こうした課題に対応するため、同社では業務管理ツール「best job」を導入。研修資料や案件ごとの業務フローを「Dルール(デジタルルール)」機能に登録し、対応方針や資材手配の手順、施工時のToDoなどを事前に設定。新人でも「何を」「いつ」「どうすべきか」が一目でわかる環境を整備しています。
現場では、教育担当者がスマートフォン版の「best job」を活用し、実際の作業内容を確認しながら指導を実施。新人スタッフもみずからToDoを確認しながら業務に取り組めるため、ミスの防止や確認作業の簡略化につながっています。その結果、教育の効率が大幅に向上し、タスク漏れも減少しました。
作業手順の習得が早まり、指導の負担軽減だけでなく、現場での対応品質や安定性の向上にも貢献しています。
事例について、詳しくはこちらをご確認ください。
リフォーム会社のお客様の導入事例
オリジナルブランドアパレル会社の事例

都内で25店舗を展開するアパレル会社様は、スタッフの接客スキルや商品知識の習得に課題を抱えていました。OJT中心の教育体制では、先輩や上司の伝え方に差があり、習得スピードや離職率にも影響。
特に、販売スキルは高くても「教える力」には差があることが、退職の連鎖を引き起こす要因となっていました。
そこで、教育の質を均一化するために「best job」を導入。レクチャー&チェック機能を活用し、コミュニケーションや研修の不足をカバーできる体制を整えました。これにより、新入社員は先輩や上司との接触回数を削減でき、コミュニケーションによる摩擦を軽減することにつながっています。
「best job」の無料トライアル期間を利用して、業務をプロジェクト・タスク・ToDoに分類し、効果を確かめられたことで本格導入を決定。今後はToDo項目の見直しによって、生産性向上と待遇改善を進める予定です。
事例について、詳しくはこちらをご確認ください。
オリジナルブランドアパレル会社のお客様の導入事例
新入社員の離職を防ぐなら「best job」の導入がおすすめ
新入社員が辞める兆候は、行動・発言・勤務態度の変化として表れます。こうした変化を早期に把握し、適切に対応することが離職防止には欠かせません。そのためには、業務状況や日々の変化を可視化できる環境づくりが重要です。
業務管理ツール「best job」を活用すれば、「Dルール(デジタルルール)」機能により、どんな仕事も「プロジェクト」「タスク」「ToDo」の三分析整理できます。
また、業務をわかりやすく整理できるマニュアルやチェックシートをデジタルで簡単に作成・共有でき、新入社員が業務をスムーズに理解しやすくなります。メモ機能を活用することで、質問や相談のハードルを下げることも可能です。
■「best job」のマニュアル作成画面

■Todoのチェックシート機能


さらに、「日報管理機能」や「勤怠管理機能」により、遅刻や欠勤の増加、モチベーションの低下といった変化を早期に把握できます。人間関係のストレスが離職の大きな要因となる中、無駄な接触を減らし、適度な距離感を保ちながら業務を進められる点も特徴です。
また、「いつでもエピソード」でいじめやハラスメントから新人を守り、メンタルヘルスの向上も期待できます。上司、マネージャーはチェックしたメンタルの状態を期間指定してグラフ化し、確認することが可能です
こうした機能を活用することで、新入社員の状態を把握しやすくなり、離職の未然防止につながります。タスクや社内ナレッジを、新人が上司や教育担当者に嫌な顔をされずに、何度でも確認できる業務管理ツール「best job」をぜひご検討ください。
■「best job」の概要

よくあるご質問
新入社員が辞める主な兆候は?
新入社員が辞める兆候は、「あいさつや会話が減る、目をそらす」「学ぶ姿勢の低下」「自己否定的な発言の増加」「遅刻や早退、欠勤の増加」など行動・発言・勤務態度に表れやすい傾向があります。これらの変化に早めに気づき、適切にフォローすることが離職防止につながります。
新入社員が辞めそうな場合は、周りの人はどのように行動すべき?
新入社員が辞めそうな場合、まずは「何か困っていることはないか」と周りの人が声をかけ、コミュニケーションをとりましょう。面談をして、業務や配置を調整することも有効です。メンタルヘルスに不調がないかを確認し、必要に応じて専門的な支援につなげます。
新入社員がすぐ辞めないために会社がするべき対策は?
新入社員がすぐに辞めないために、会社は下記の対策をするといいでしょう。
<会社ができる新入社員の離職を防ぐための仕組み>
- ナレッジ&業務管理ツールを導入する
- 採用前にミスマッチを防ぐ
- 入社後の研修や業務マニュアルを整備する
- 丁寧な研修を行い、評価基準を明確にする
- 定期的な1on1や懇親会などを開き、相談しやすい空気を作る
- 定期的な社内アンケートをとる
- 過去の退職理由を確認し、対策に活かす
【監修者】
奥山惠一
株式会社/社会保険労務士法人 日本労務研究所 代表
厚生労働省認可 総合経営管理協会 理事長
- 特定社会保険労務士
- 標準化アドバイザー
- メンタルヘルス管理士
- 運行管理者
- 健康経営アドバイザー
1975年に社会保険労務士資格を取得。東京都社会保険労務士会新宿支部長などの役職を歴任。企業の労務管理に関するコンサルティング・支援業務を行うほか、書籍の出版やセミナー、大学校等での講師活動を継続的に行っている。
著書に『労務トラブルの防ぎ方、まさかのときの解決法』(以上明日香出版社・共著)、『経営労務監査の手法』(中央経済社・共著)、『就業規則サンプル・ルール』(労働新聞社・共著)、『職場のコミュニケーション改善の処方箋』(日本法令・共著)などがある。
